みらい内科クリニック 電話番号

人工透析について

人工透析とは

透析とは、糖尿病性腎症、慢性糸球体腎炎、腎硬化症などの病気で腎臓がうまく機能しない人の腎臓の働きを代行する治療(腎代替療法)の一つです。

透析室では「腎臓の一部の機能を機械によって代行する」という人工透析療法を行っています。
腕の静脈から血液を抜いて、人工腎臓を介してきれいになった血液をまた静脈に戻す血液透析を行っています。

腎臓の働きと機能

腎臓は、腰の上辺りに左右対称に1個ずつある臓器で、握りこぶしくらいの大きさで、そら豆のような形をしています。1分間に約1リットルもの血液を濾過して老廃物や塩分を尿として体外に排出し、また、体に必要なものは再吸収し、体内に留める働きをしています。

心臓から拍出された血液の一部は腎動脈を通って腎臓中に運ばれ、ここで濾過された後、腎静脈を経由して心臓へと還ります。濾過された老廃物や余分な成分は尿となり、腎盂という器官で受け止められて尿管に入り、膀胱へと運ばれ、やがて体外に排泄されます。

当クリニックの透析治療

1HD(血液透析)

2I-HDF(間歇補充型血液透析ろ過)

3オンラインHDF(血液透析ろ過)

4腹膜透析

お腹の中に透析液を入れ、自分の体の腹膜を使って体内で血液を浄化する治療法で、自宅や職場で患者さんご自身が行います。

腹膜は、胃や腸などの臓器を覆っている薄い膜組織で、表面には毛細血管が網の目のように分布しています。この膜を透析膜として使用します。
お腹の中にカテーテル(チューブ)を通して透析液を入れておくと、血液中の老廃物や不要な尿毒素、電解質などが透析液のほうに移動します。また、透析液と血液の浸透圧の差(透析液は糖などの浸透圧物質なため、浸透圧が血液より高い)によって、体内の余分な水分を除去します。したがって、腹膜透析療法では、透析液を出し入れするためにカテーテルを腹部に埋め込む手術が必要になります。また、治療の状況を記録していただき、月1~2回受診していただきます。

<腹膜透析の特徴>

  • 自宅や職場などで本人や介護者が透析液交換を行います。通院は月に1~2回です。

  • 寝ている間に器械を使って自動的に行う方法(APD)と、日中に3~4回行う(1回の治療は30分程度)方法(CAPD)があります。

  • 血液透析(HD)と比べ血液循環の急激な変化がないため、透析導入後も残っている腎機能をより長く保つことができ、尿がでなくなる時期を遅らせることができます。(個人差はあります)

  • 腹部にカテーテルという細いチューブを埋め込む手術をします。

  • 自宅で行うということで、不安を持たれる方もいますが、複雑な操作はなく、入院中に医療スタッフと一緒に練習できます。

5旅行透析・臨時透析

いったん透析を始めると、旅行をあきらめてしまっていませんか?
ご旅行でリフレッシュすることは治療や生活への意欲を高める機会になるかもしれません。
またお仕事などで出張中に必要になる場合もあります。
鳥取県中部圏内にお越しになる際は当院がバックアップさせていただければと思います。

透析室のご案内

  • 無料Wi-Fiをご用意しております。透析中もリラックスしてお過ごしいただけます。

  • 患者さまの身体に優しく快適な「ゆう設計空調システム」を導入しています。人が風を感じない程度の風速で空調の管理が可能であり、快適な透析治療が行えます。

  • 更衣室には鍵付ロッカー(無料)がありますので、持ち物がある方はぜひご利用ください。

  • 空調に配慮したベッド配置になっております。

アメニティ・送迎サービス

アメニティ
  • 鍵付ロッカー(無料)
    おひとりおひとりにロッカーをひとつご用意しています。
  • インターネット接続
    無料Wi-Fiをご用意していますので、透析中もインターネットがご利用いただけます。
送迎サービス

ご自宅からの交通手段が不便な場合や歩行による通院が困難な患者様には、ご自宅とクリニックを往復する無料送迎サービス(乗り合い)を行っております。
患者様の健康の増進をお助けできるよう努めておりますので通院でお悩みの方はぜひご相談下さい。

※乗り合い送迎の為、個人での対応は出来ませんので、同乗する患者さんの状況および道路事情により、出発時間が前後する事が御座います。

【対象地区】
※利用可能なエリアは、当院を中心に、およそ30分以内の範囲になります。

【サービスをご利用いただける方】
・自家用車や公共交通機関での通院が困難な方
・ご家族による送迎が困難な方
・車いすご利用の方もご相談ください。

透析治療を希望されるみなさまへ

  • 感染症予防のため、当クリニックに来院される際は患者様以外の方も手洗い・手指消毒をお願いしております。
    ご家庭でのうがい・手洗いなど日常的な予防も併せてお願いいたします。
    来院時にマスクの着用・体温測定をお願いする場合もございますのでご協力ください。

  • ※通院患者様で発熱・下痢・嘔吐などの症状が出ている場合は、送迎車の利用中止・個室での透析・入院治療などの対応をさせていただく可能性がありますので、速やかにご連絡ください。

  • ※マスク着用・検温にご協力いただけない場合、来院をお断りする場合もありますのでご了承ください。